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月別アーカイブ: 2016年11月

珍しい石紹介 「さざれ石」

国歌「君が代」にも歌われている「さざれ石」とはどういうものなのでしょう?
漢字では「細石」と書きます。
「細」と書いてさざれ、なんだか不思議な読み方ですが、
考えてみれば「細雪(ささめゆき)」なんて表現もありますね。

文字の通りさざれ石は元々は細かい石、小石のことです。
ですが「君が代」に歌われるさざれ石は単なる小石ではありません。
石灰岩が溶けた水滴が小石に落ち、
気の遠くなるような長い時間をかけて固まり、
そんな小石が、また気の遠くなるような数くっつきあって、
大きな石の塊のようになったものなのです。

石灰はコンクリートの材料としても知られるように、凝固作用があります。
石灰岩の溶けた液体は強い粘りを持っていて、
小石と小石の間に入り込み、ゆっくりと固まっていきます。

そこにさらに苔がむすまでの長い年月の繁栄を「君が代」は歌っています。

全国各地で見られるほとんどのさざれ石は
滋賀と岐阜の県境にある伊吹山で産出し、運ばれてきたもののようです。
しかし、細々と他の産地でも採れるようです。

なにぶん珍しいものなので、伊吹山のものですら
天然記念物に指定されていたりしますが。

今では大きなものはすこぶる入手困難であろうと思われる
そんなさざれ石が
打谷石材本社にもありました!

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ちょっと苔むしてもいますね。
まだ色々珍しい石も置いてあるようですので、
ちょくちょく紹介していければと思います。

打谷石材展示場より 新あかり墓

今回の記事は奈良県橿原市の打谷石材本社よりお送りします。

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ご紹介するのはこちら、特許墓石の新あかり墓です。
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大きな特徴が、引き戸になっているトビラです。
こちらを開けてみますと
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線香立てやロウソク立てなどをしまっておける収納の奥にこのようなトビラがあらわれます。
このトビラを開けますと、
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さらにこのような彫刻の施されたトビラがあらわれます。
さらにこのトビラを開けますと、
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さらにトビラ……はなく、納骨スペースへとつながっています。

あかり墓は供台も広く、トビラの内側でロウソクをともせば
火をつけるために風に悩まされることも随分減って楽になります。

施工例 自然石のお墓

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大和高田市 石の自然の風合いを活かしたお墓です。
こうした独自のデザインのお墓も承ります。
写真では伝わりづらいですがとても大きなお墓です。
中央の線香立てが大体7~8センチほどの横幅と考えると
その大きさが少し分かるかもしれません。

お墓と塔婆立

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お墓によく建てられている薄く長い木の板、それが卒塔婆です。
五輪塔を簡略化した形状をしていて、
五輪塔と同じく故人に対する供養の役割を果たします。
卒塔婆の名は「ストゥーパ」からきていて、
これはお釈迦様のお骨を収めた塚や塔のことでした。

ちなみに、日本語ではいわゆる「タワー」のことを「塔」と読み書きしますが、
「とう」というのも元々はストゥーパの「トゥー」の部分なのです。

卒塔婆を立てておくためにお墓に付属するのが「塔婆立」です。
お墓に立てかけておく場合、風などで飛んでいってしまうことがありますが
それを防ぐためにも大切な付属品です。
近年はステンレス製のものがよく使われます。
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余り広くない墓地にも、このように設置できる省スペースタイプもあります。

奈良中央墓園 永代供養墓 まどかの碑

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奈良市奈良中央墓園
永代供養碑「まどかの碑」をご紹介します。

永代供養というのは、お墓を受け継いでくれる子孫様などがおられない場合でも
霊園やお寺が永代にわたって管理させていただくお墓のことです。

石版の蓋に自由な彫刻を施せることが特徴です。
お好きな言葉のほか、イラストなども彫刻できます。

価格はお二人で68万8500円です(永代管理料込み)が、
10万円ずつで人数を追加することもできます。